職場の人間関係にお困りの方へ
こちらのページでは、職場の人間関係にお困りのあなたに、ワンポイントアドバイスを送らせていただきたいと思います。
もしあなたが職場の人間関係にお困りなら、最初に知っていただきたいのは、「あなた自身は悪くない」ということです。
職場の人間関係にお困りの方のなかには、自分自身のことを責め、自信を失っておられる方も多いです。
人には集団心理があるので、一度立場が悪くなると、周囲の人がみんな同じような態度をとるようになってしまう傾向にあります。
そのため、あなたの周囲の人が、一斉にあなたに冷たくなってしまうことも多いです。
このような状況に立たされると、どうしても「自分って性格が悪いのかな」「自分は人から嫌われるダメな人間なのかな」という気持ちになってしまいます。
自分が発言するたびに嫌がられるので、怖くて何も言えなくなってしまうこともよくあることです。
しかし、ここであなたは「自分は悪くない」ということをもう一度認識してみてください。
あなたは最善を尽くして周囲の方と触れ合ってきたわけです。ただ、ほんの小さな出来事がきっかけで、今の状況になってしまったのでしょう。
もしかすると、こんな状況かもしれません。
- あなたの周囲に性格が悪い人がいて、その人があなたの悪口を言っている
- 偉い立場の人があなたを良く思っていなくて、周囲の人も仕方なくその意見に従っている
- ちょっとしたウワサ話があなたの評判を落としてしまった
こういう些細な出来事が引き金になって、あなたがつらい状況に巻き込まれているだけである可能性があります。
ですから、まずはあなた自身を責めるのではなく、自信を持って今の状況に正しく対応していくことが大切です。
あなたの毅然とした態度を見て、周囲の人はあなたをそれ以上責めなくなってきます。
あなたが味方であることを相手に伝え、心を開く
あなた自身が悪くないということを認識することができたら、次はあなたが周囲の人と接するときに、「私はあなたの味方です」ということを態度で示してみてください。
これは、心理学の世界では「ラポール」という用語で表現されるのですが、人は自分のことを味方だと思っている人には、悪い印象を抱かない傾向にあります。
想像してみて欲しいのですが、あなたも自分の味方だと思える人に対しては、攻撃したり悪口を言ったりする気が起こらないと思います。
具体的には、「相手が望んでいる目的を達成するために、あなたが行動を起こしたい」という意志を、周囲の人に伝えることが大切です。
2つ例を示しましょう。
上司に何かを質問するときであれば、「このお客様との取引を成功するために、アイデアを貸してください」というように、「お客様との取引の成立」という上司が望んでいる目的のためにあなたが貢献したいことを示すのが良いでしょう。
プレゼンテーションの場で発表する際には、「この商品の販売を絶対成功させたいと思い考えたのですが、こういう売り方はどう思われますか?」というように、「商品の販売を成功させる」という会社の目的のためにあなたの意見を出すのです。
このような姿勢を常に意識することで、あなたが周囲の人の味方であることが伝わってきます。その結果、周囲の人たちはあなたを大切にしはじめます。
- あなたが悪くないということを認識する
- あなたが味方であることを周囲に態度で示す
このページではこの2つのポイントをご紹介しました。
これらは、最初に取り組む課題としてとても重要で、効果が高いものですから、ぜひ試してみてください。